2015年10月19日
一宮でオリーブ盆栽展
今週末、10月24・25日(土・日)は、安江工務店一宮店でオリーブづくしのイベントがあります。
当日は、「オリーブ盆栽展」や「オリーブ盆栽教室」、「オリーブオイルテイスティング」、「オリーブの木のストラップづくり」「オリーブシロップ漬け」などなど、まさにオリーブづくしの2日間です!
詳しくはこちらをご覧ください。
そこで開催されるオリーブ盆栽展に、なななんと私の作品も一席展示させていただくことになりました。
こいつです!
この写真は、9月初旬の様子。
この時点では、まだ養生鉢に植えてありましたので、展示用の鉢に植え替えたいと思っていました。
しかしいい鉢がなかなかないのです。
イメージはイタリアや南フランスの田舎町に何百年もシンボルツリーとして存在しているオリーブの大木、そんな感じです。
そのための鉢をどうしようか、イメージはあるのですが、売っていない…
売っていないモノは作るしかない!
そこで活躍するのが、サンゴ石(コーラルストーン)です。
サンゴ石は当社のオリジナル商品として、オリジナルしっくいと合わせてよく使用されています。
これは表面がデコボコした「ラフ」タイプ。
こちらは、表面が平らな「フラット」タイプです。
さっそく、みよし市にある某三貴フラワーセンターでFRP製の鉢を購入しました。
ココはよく私は素材仕入に参ります。
このままでは鉢が深すぎるので、金ノコでギコギコ大胆にも切ってしまいます。FRP(ガラス繊維と樹脂)でできていますので、結構簡単に切ることができます。
さて、ここで「サンゴ石」の登場!
このサンゴ石は、太古の昔、海にあったサンゴが圧力で塊になって石化したものです。よく見ると、貝殻などの化石が見えますよ。
これがもっと固く固まると、石灰岩、もっと固まると大理石、というイメージで良いと思います。
石灰岩は漆喰の原材料ですから、サンゴ石(コーラルストーン)も漆喰も同じ素材なのです。
今回は「ラフ」のタイプを使用します。
ここからが大変です。
チスやタガネ、時にはペンチも使ってガンガン割ったり削ったりしてゆきます。
石灰岩や大理石よりは数段密度が荒いので柔らかく、比較的簡単に割ることができます。
鉢にぐるりと石を貼ってゆくイメージをしながら、割ったサンゴ石を並べて徐々に石の形を整えてゆきます。
一番上の部分は特に目立ちますので、慎重に並べて、完成時のシミュレーションをしています。
鉢と石を接着するために何を使おうかといろいろ考えましたが、速乾性と強度がある2液性の接着剤を使用して、石を積んでゆくようにFRP製の鉢に貼ってゆきます。
1液と2液を混ぜるとおよそ5分ぐらいで全く揺るがないほど固まりますので、2液を練っては数個の石を貼り、練っては貼りを繰り返して一応の完成です!
パチパチパチ―
なかなかいい感じなのですが、何というか、何百年も経った感じがしない、という事で、このあとに身近な材料で「あること」をやってみましたよ。
そのあることとは…
次回に続く…
2日後にアップします!