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2012年12月28日

フランス南西部の住まいⅡ(Conques・コンク)

我々の取り組む「無添加住宅」の目指すところは、簡単に言えば住まいを100年前に戻そうということです。そして11月にその無添加住宅の原点を訪ねてフランスのミッドピレネー地方に行ってきました。

まずはフランス南西部、ピレネー山脈のすそ野に位置するコンクという村に行ってきました。この村は中世の時代の建物がいまだに多く現存し、「フランスの最も美しい村」に認定されている世界遺産にもなっている村です。この村で築100年の家は、いわゆる築浅物件です!

 

 

 

この村で目にする家々の屋根瓦は石葺き、これは粘板岩とか玄昌石とか呼ばれている石で葺いてあります。何年の月日が経っているでしょうか、コケや地衣類(古い墓石とかについている)が生えていても全然平気です。むしろそういったものが生えている方が古さを感じさせてなんだかいい感じです。

 

 

 

壁は漆喰です。私たちが使う漆喰よりも砂が多く混ざっており、ザラザラした感じです。また、真っ白ばかりではなく地域によって混ぜた土や砂の色が付いているのですね。その漆喰も軒のすぐ下は比較的白いのですが、下の方に行くとすすけて汚れた感じになっています。それもまたいい味を出しているのですね。

 

 

 

コンクの特徴は、フランスは石造りの家が多い中で構造が木造の家もたくさんあることです。昔の日本の伝統的な住まいに通じるところがあります。こういった木が、何百年ももっているところが素晴らしいです。

 

 

 

こういって見てみると、古くなってボロくなるのではなく骨董品のようにいい感じになってゆく家もいいのではないかと思えてきませんか、屋根の葺きなおしは100年に一度、壁の塗り直しは50年に一度、こんなサイクルでメンテナンスされる家も昔はあったのです。

 

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