2012年07月29日
本当の民主主義を取り戻すために…
いつからか大飯原発再稼働に反対し、毎週金曜日に数千人規模で首相官邸前に人々が集まるようになっていった。
ネット上ではそれが伝わってくるのだが、TVなどのマスコミではそれがほとんど報道されないのでした。
デモとかそういうものには私自身も興味のない一人だったが、これだけの規模のデモが少しも報道されないというのは完全に国民をばかにしていると感じ、6月29日(金)に私は東京にいました。
翌日の土曜日にたまたま東京で用事があったという幸運もあり、前日金曜日のデモに参加することができた。
上から見た首相官邸(写真右側のヘリポートが見える建物)、左側の交差点に人々が集まり始めている。
デモが徐々に大きくなって「再稼働反対」のコールが行われました。
みんなが、手作りの思い思いのプラカードを持って声を上げている。国民一人ひとりが自分の意志でここに参加しているからであろう。
警備にあたっている警察官の表情もおだやかです。
警官の中にも原発反対の者がいるかと思いますが、そんな人は自分の置かれている状況の矛盾に苦しんでいるのだろうなぁなとど思ってしまう。
翌朝、ホテルで見た東京新聞にやっとデモの様子が掲載された。しかも一面トップである。夜には報道ステーションをはじめ各局で初めてデモの事が報じられたのだ。
こちらは7月16日の代々木公園での原発反対集会&デモ行進です。
坂本龍一さんをはじめ、有名人の呼びかけで行われました。
集会での坂本龍一さんの『福島のあとに沈黙しているのは野蛮だ!』の言葉にはしびれました。
あと、90歳の高齢にもかかわらず、瀬戸内寂聴さんも『冥土の土産に集まっている姿を見に来ました。』の言葉にもみんな感動してました。
こちらは10万人近く集まったのではないかと思われます。
代々木公園出口でデモ行進の列を待つ人たち、一般市民の方々も大勢いましたが、官邸前のデモに比べて赤いノボリなどをもった組織動員されたと思われる人たちがひときわ目立ちました。
デモ行進で渋谷の街を練り歩きましたが、やはり赤い旗の団体が目立ち過ぎです。
なんとなく、列から距離をおいて歩いてしまいました。
翌朝の名古屋の中日新聞にもばっちり一面で掲載されましたね。
いよいよ原発ゼロの運動もマスコミは無視できなくなってきています。
自分自身がこんなデモなどに参加するとは、考えたこともありませんでした。
所詮小さな個が集まっても力になどなるはずもないという意識がありました。
しかし、今回の件はどうしても動かなくてはならないと心の奥からの叫びがあって、それに自分自身が無視できなくなって行動したのです。
これからも、将来の日本の事を思い、ベストな選択をし、自ら行動するようにしてゆきます。