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2008年11月25日

山のチカラ

 ある方のご紹介で、仙台の地場建築会社を訪問させていただきました。おじゃまして、さっそく社長室へ案内されますと、そこは建築資材の試作品であふれていました。合板で断熱材をサンドイッチしたパネル、合板にアルミホイルを貼り付けた資材など、70才をこえる社長さんですが、独力で商品開発をされ、特許はなんと20件近いそうです。

 そこの住宅に使用する木材は、ほぼ100%国産材を使用し、岩手の山奥で地元のスギを使った加工場があります。

 普通は森で切り出された木材は、丸太原木を製材し柱などに加工するにとどまりますが、そこでは森に住む人々の生活が豊かなになり、日本での林業が成立することができるように、できる限り最終的な製品まで加工しているのです。

 木材の切れ端を集めて集成材を作ったりするにとどまらず、障子や襖まで作成しています。木を削ると出てくるおがくずは燃やし、自家発電施設で最大350kワットの発電に使用したり、木材を乾燥させるための熱源に使用したりします。

それでも余ったおがくずは最終的に固めて固形燃料のペレットしてストーブの燃料として販売されます。

 日本は今、食料も材木もほとんどが海外からの輸入に頼っている現状です。近い将来、海外の木材生産は制限され海外での需要は拡大し、世界的な材木不足になるでしょう。その時にあわてて山の仕組みを作ろうとしても遅いかもしれません。

 ここの社長さんの建材開発と森を生かす活動への情熱に大いに刺激を受けました。そしてこのような日本の山のチカラを最大限に使う活動に我々ももっと地元でチカラを尽くさねばと強く感じました。

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